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中国の株式市場 上海株価急落

北京オリンピックの祭りムードに水を差すように中国株式市場が急落している。これは、「五輪後」に景気の減速が強まるとの懸念が広がっているのが原因のようです。ただ、北京オリンピックそのものが中国経済に与える影響は微々たるものらしい。

2008年上半期における中国のGDP(Gross Domestic Product=国内総生産)は約200兆円となり、実質成長率は10.4%であった。これは、2007年の成長率が11.9%であったことから比べると、1.5pの減速。その後も中国経済の成長スピードは減速中。特に目立つのが、中国の主要輸入品(原油や大豆など)の価格が高騰しているため輸入総額が大きく増えている。これに対し、輸出増加率が減速しているため(主にアメリカ向けの輸出減少、国際的な資源エネルギー価格の高騰のため鉄鋼の国内需要優先による輸出減)、貿易差益が年同期比で約12%の減少となった。この貿易差益の減少が、今年上半期の中国GDP成長率低下の主な原因である。

中国政府はオリンピック直前、マクロ経済政策を「成長維持」方向に微調整したが、インフレの悪化に対応するため中国政府が金融を引き締める結果として、経済が混乱する危険があることを株式市場は懐疑的に受け止めている。

上海株式市場では、全体の値動きを反映する上海総合株価指数が五輪の開幕した8日から1週間で1割以上下落。15日は6営業日ぶりに反発したものの、昨年10月に記録した最高値6092から6割も下落した2400台に低迷したまま。上海の証券関係者は最近の株安の要因として、国有株の大量放出への懸念、米ドル高に伴う「熱銭(ホットマネー)」の流出などを挙げるが、最も大きいのは、企業業績の先行き懸念。米国経済の減速と元相場・原材料価格の急上昇により、けん引役の輸出企業が大きなダメージを受けているほか、不動産市況の冷え込みも全国に広がりつつある。

参考までに、ある中国の株式市場専門家の予測では、上海株式市場については、アメリカのサブプライム問題やGSE問題に当面出口が見えないこと、物価高騰による収益減や金融引き締めによる資金繰りの悪化により中国企業業績の先行きが良くないことから、年内に大きな回復は見込みにくく、3000ポイント前後の水準から遠くない範囲に収まるとみているもよう。

 

上海株が急落-中国 Yahoo!ニュース

  • 2008-08-16 (土) 22:19
  • 国際

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